江津市 星高山 整備の思い

江津の観光資源として、30年前の経済人が寄付して、「津和野と出雲の中間点の江津の観光資源として椿公園を創ろう」との趣旨で、星高山(貞観19年(874年)に隕石が落ちた)登山道の登り口に椿の里を作りました。

しかし、その人たちに続く人が現れず、椿公園も中途半端に終わり、登山道も荒れて登山する人も少なくなりました。星高山には万葉の里公園やキャンプ場、グランドゴルフ場もあり、近くに弘法大師が見つけたと謂われの有る有福温泉もあることから、一帯を観光資源とするポテンシャルは十分あると思いました。

そこで、先ずは登山道(私の子供の頃の遠足コース)整備をするべく「星高山隕石会」を立ち上げ、今井久師君を会長に、私(今井聖造)が事務局を担当して市民から寄付を募り、ボランティアを募集して2年計画で整備をすすめ、今年度中には立派な登山道が完成する予定です。麓にあった隕石を祭る祠を頂上に移しました。2025年3月に麓の椿の里で行われる椿祭りの際、お披露目をして皆で頂上に登る計画をしています。整備の途中で度々山陰中央新報にも取り上げてもらい登山者も増えています。

丁度、今井久師社長が商工会議所の会頭として観光協会の会長でもあり、行政も巻き込んで観光振興策を積極的に打っていくべきと思います。DMOの出番でもあろうと思います。駅前の整備、旧市役所(隣の丸小山公園含め1円で民間に払い下げ予定とか)の活用、江津本町の甍街道、旧山陰道の登り口にあり、1400年の歴史を持つ山辺神社、その大祭である江津祇園祭と船神事、本町から旧山陰道を登っていくと星高山の麓を通ります。

星高山の展望台から東を見ると三瓶山、足下に江の川河口、日本海の雄大な景観、そこから浜田に向かうと水族館アクアス、有福温泉と繋げば立派な観光資源になります。

工業団地を作り工場誘致で働き場を作ることも必要でしょうが、歴史を踏まえた観光振興策が必要だと思います。

一般社団法人江の川・さくらライン観光推進機構
代表理事 今井聖造